2011年2月21日月曜日

2月18日「News Zero」さん放映について

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、SAMURAI 6のセミナーの模様と、北澤さんと我々で開催したサッカー教室の様子はオンエアされなかったようです。
NGO主導の、マングローブ植林とパヤタスのゴミ山事業の模様のみの放映だったようです。


日本からの電話で知りました。


テーマが環境と貧困だったし、恐らくやむを得ない諸事情によるものなのでしょう。




しかし、最後に北澤さんがこうおっしゃっていたそうです。

「フィリピンのこういう現状を変えていくためには教育が一番大切だからフィリピンの現状の教育をしっかりと変えていかなきゃいけない。」


このメッセージを我々に対するエールであると捉え、励みにし、今後もフィリピン理数科教育改善のために全力で邁進していきます!!!




陽の目が当たろうが当たらまいが、我々のやることは同じ。

「‘本気で’フィリピンの理数科教育を変える!」


だって、フィリピンの理数科教育のレベルは、国際的な理数科テスト(TIMSS 2003年調べ)で見ると

小学校4年生:算数 25カ国中23位 理科:25カ国中23位


中等学校2年生:数学 45カ国中41位 理科:45カ国中42位

なのですから!!




国の教育省もこれを重大な課題と捉え、早急に何とかしなければいけないと考えていますし、マスコミもニュースで取り上げるなど関心を集め始めています。




そのために、我々がフィリピン人教師の方々に対する6つの提案

「SAMURAI 6ヶ条 ~BAGONG(バゴン) ルール~」
(1) Board work(板書とノート)、2)Asking question(発問)、3)Good visual aid(視覚教材)、4)Operation of checking(机間巡視とノート指導の処置)、5)Nice repetition(復唱と復習)、6)Give praise(ほめる)。 )


を、できるだけ多くのフィリピンの先生方と共有し、新たな理数科教育を共に築いていく。


これあるのみです。


次回、バイス市でのSAMURAI 6セミナーへ向けて、頑張っていきたいと思います!


当日、オンエアを御覧下さった皆様、本当に有難うございます。
また、確実に我々の様子がオンエアされると思って御覧下さった皆様、先日のブログで誤解を招くような表現をしてしまい申し訳ございません。


皆様のご期待に沿える結果ではなかったかも知れませんが、先述の北澤さんのコメントにもありましたように、これを我々は前向きに捉え、我々の目標達成のために邁進していきます!


今後とも、温かく見守ってあげて下さい。
また、ご指導、ご鞭撻の程宜しくお願いいたします。


Para sa ‘BAGONG’ Science at Math Edukasyon!!!


(‘新しい’理数科教育のために!!!)


~‘BAGONG’ Science at Math Edukasyon~
SAMURAI 6 瀧本 哲弘  

2011年2月14日月曜日

SAMURAI6 feat. 北澤豪さん(元サッカー日本代表)

2月3日節分の日、元サッカー日本代表の北澤豪さんがフィリピンのイロイロ州にいらっしゃいました。
北澤さんは、JICAのオフィシャルサポーターで、これまで世界各国の隊員の活動地域を訪れ、熱心に国際協力活動を行ってらっしゃいます。

今回はその模様を、「泣かず飛ばずの韓流スター風侍」、瀧本がお送り致します。

この日は、サンタバーバラセントラル小学校でのSAMURAI6ワークショップ(この日は3SAMURAI)を見学された後、一緒に地域の小学生を対象にしたサッカー教室を開催されました。


SAMURAI6ワークショップの様子。
いつも通り、いやいつも以上に気合の入るSAMURAIたち!(笑)




サンタバーバラの先生方も、熱心に参加してくださいました。
感謝です。

色々な機材トラブルを乗り越え、この日も良い感じでワークショップを終えることができました。


午後からはサッカー教室。
「さすが北澤さん!!!」と目を見張るばかりの練習メニュー!!

子ども達も元気はつらつ!!!



北澤さん選出、本日のMVPの女の子。
将来のなでしこ候補!?
Lリーグでお見かけすることを楽しみにしています。

私も、カタコトのタガログ語で何とかお手伝い。
ちゃっかり、SAMURAIブルーに身を包んでいますね。
ちなみに背中には、「TAKIMOTO」と入っています。(笑)


北澤さんは本当に気さくで温かい方で、我々SAMURAI6プロジェクトの説明にも熱心に耳を傾けて下さり、励まして下さいました。
本当に有難うございます!!!

SAMURAI6は、これからもフィリピンの子ども達、そして日本のODAのために日々相当の覚悟で精進して参ります!!!

最後は北澤さんとパシャリ!
北澤さん、日本テレビの皆様、北澤さんのマネージャーさん、JICA職員の皆様、本当に有難うございました!!!



尚、この模様は、2月18日(金)23:55より、日本テレビ「News Zero」さんで放送予定です!

我々との活動だけでなく、北澤さんのフィリピンにおける全活動を追っている企画ですので、どこまで使って下さっているか分かりませんが、乞うご期待!!!

そして、皆様、Happy Valentines Day!!!



SAMURAI6 瀧本 哲弘


2011年2月9日水曜日

Iloilo研修6日目!?7日目!?&総括??



研修6日目を担当するのは、
今回みなさんを苦しめ、こき使わせて頂いた、ILOILOの松永です。




みなさんがイロイロに到着されたのは、1週間前。。。。


イロイロのお祭り最終日でしたね。














この時の元気は、最終日も残っていたでしょうか??

大層こき使って、申し訳ありませんでした。





いよいよ今日はSAMURAIの皆さんがイロイロを旅立つ日です。



これまで、賑やかだっただけに寂しさがあります。。。。




といっても、、、、



寂しさに浸る余裕もなく





ソルソゴンのT本隊員は朝4時に空港に向かうので、

それを見送り、仮眠、、、





朝8時、ルソン島ロペスのU隊員を見送り、、、

仮眠。。。。







昼11時、、、前日より体調不良で熱があったH隊員の昼食を見届け、、、




イロイロの母、料理隊員のKさんがSAMURAIのために

親子丼を作ってくれるというので、空港近くの街サンタバーバラへ移動。


親子丼を美味しく頂きました。
(K隊員ありがとうございました。)

















親子丼の美味しさと、H間隊員とK隊員の北海道弁に浸る間もなく、、、


飛行機の時間を忘れていて、慌しく空港へ移動。。。


昼13:00、 H間隊員を見送り、、、
(この後H間隊員は、5時間以上、イロイロの空港で待ちぼうけを食らうことに。。。)




イロイロ市内のチームネグロスが滞在しているホテルに戻り、、、

またまた仮眠。。。。




夜、H隊員が調子を取り戻したため、、、

3人で夕食へ

元気が戻って良かったです。




研修7日目、別れの時です。
(といっても、次の週は、元Jリーガー北澤豪さんがイロイロに来てくださるので、
H隊員とT本隊員は、休む間もなくイロイロへとんぼ帰りでしたが。。。)






ネグロスの志士二人は、この後、船1時間、バス6時間の旅に出ました。。。















遠路はるばる、ありがとうございました~。


 研修中は、
ワークショップの 夢にうなされてベットから落ちる隊員さんがいたり、

熱でうなされる隊員さんがいたり、、、

帰りの飛行機が3時間遅れ、あわやイロイロに一泊するはめになる隊員さんがいたり
(結局セブに一泊せざるを得なかったそうですが。。。)


思い出しただけでも、イロイロあった楽しい1週間でした。






あっ、、、






総括!?





忘れてた、、、





総括は。。。。






そんな大層なことは書けないので、、、、




ありませ~~~~ん。




でも、英語版SAMURAI6の方は、
http://samurai6en.blogspot.com/2011/02/day4-of-iloilo-samurai6-workshop.html


それらしいことを書かないと行けないので、(イロイロの先生達も見てくれているので)


そちらで、一応、それらしく、短くまとめられるようがんばって見ます。
(英語力に不安がありますが。。。)







イロイロワークショップ開催前からお手伝いしてくださった、ソルソゴンT本隊員


ワークショップ中も、本当に細やかな配慮でSAMURAIを支えてくれた、ロペスU田隊員


年長組みながら、その挑戦する姿勢、美しい板書でSAMURAIを支えてくれたH間隊員


オスカー受賞目前、そのパフォーマンスでSAMURAIを支えてくれたH田隊員


あくせく落ち着かない私を「大丈夫、なんとかなる」と、
その経験と落ち着き&秋田弁なまりで支えてくれた、T口隊員



みなさん、ほんとに1週間ありがとうございました。




次回、、、3月!!

バイスセミナー楽しみにしています!!

2011年2月8日火曜日

Iloilo研修5日目?

5日目を担当するのは、かろうじて戦力外通告されずにSAMURAI6に残っている、LOPEZにいるPAPAです。
研修自体は4日間で終わったんですが、この日はアンケート集計をしています。

アンケート集計前に腹ごしらえ(朝食)するタグビラランのD隊員。
なぜかライスが2つも・・・・


5日目の役割分担。
やることいっぱいです。
「カントク」ってのが目立っちゃってる気が・・・・




どこかの教育委員会の指導主事みたいにアンケート集計の真っ最中。
しかし、タンハイのH隊員は、前日までのパワフルなデモレッスンやサイエンスショー、その他もろもろに興奮しすぎて、途中でダウン。
それぐらい皆、力のこもったSAMURAI6です。
バイスのG隊員が飲んでいるのは、サムライらしく、


なんと味噌汁。
一応、自称カントクの私が用意しました。
ちなみに、もちろん私もアンケート集計してます。
写真がありませんが・・・・


さて、このアンケート集計が曲者で、思ったように進みません。
なぜか?

そては、筆記体を解読するのに苦労したからです。
大部分の方たちは、ブロック体で書いて下さったのでよいのですが、
一部筆記体がまざっており、それを解読するのにものすごい労力がいりました。
というか、私は解読できないものが多数・・・

そんな時、さすがSAMURAI6。
PAPA(私)→D隊員→G隊員→T隊員 or K隊員→DepedのEnglishのSupervisor
という順に解読していきました。
なんか、会社で決裁あげてるみたいでした。
平社員→係長→課長補佐→課長→部長

そんなこんなで、この日だけですべての集計が終わらず、
各隊員が任地に持ち帰って集計してます。

とてもハードだった、ワークショップが終わりを告げます。
Tapos na po.

2011年2月7日月曜日

イロイロワークショップ4日目

イロイロワークショップ4日目。
担当は私、ボホール島タグビララン市DepEd配属の本間です。その筋の人間ではありません、これでも一応教師やってます。
さて、4日目のワークショップは再びイロイロ州教育省にて行われました。
一連のワークショップ最終日と言うことあって、メンバーの気合の入りようは十分!
SAMURAIを飲んで気合入れてます。

<4日目コンテンツ>
・モーニングセッション
・デモレッスン(松永、田口、袴田、瀧本、本間)
・質問用紙記入
・サイエンスショー(田口、袴田、松永)
・授業のポイントについて(BAGONGルール)
(瀧本、袴田、田口、本間、松永、Dr.Kim)
・スローラーナーの扱い方について(上田)
・デモレッスンの質問への回答、アンケート用紙記入
・クローズセッション



前日までの3日間のワークショップをとおして、少しずつ内容を向上させた成果が出たワークショップでした。



そんなわけで、今回のワークショップも参加者皆さんのおかげをもちまして、大盛況のまま終えることが出来ました。





今回のワークショップを通じて、私達SAMURAI6メンバーが伝えたいことって何なんだろうか。

結局、答えは「笑顔」の一言に尽きるのではないかなと私は思っています。
子どもも先生も学ぶ喜びに溢れた1日を過すために、子どもは懸命に学習し、教師は自分のスキルアップを目指す。私達が提案している「BAGONG Rules」やスローラーナーの扱い方が、それら先生方のスキルアップの助けになればいいなと願っています。

<BAGONG Rules>(BAGONG…フィリピノ語で「新しい」の意)
・Board work    (整理された板書)
・Asking questions (発問の精選)
・Good Visual aids  (視覚教材の工夫)
・Operation of Checking      (机間支援・ノート指導の充実)
・Nice Repetition & Review    (復唱・復習の重要性)
・Good Praises   (ほめて伸ばす教育)

これらの項目は決して「新しく」はありません。ですが、日々の仕事のなかで忘れがちな基本的な項目ともいえます。
だからこそ、もう一度これら基本事項を見直して、いい授業をして行こう。
それが、私達SAMURAI6の伝えたいことです。
ありがとうございました。




2011年2月3日木曜日

イロイロワークショップ3日目

SAMURAI6 3日目。
担当するのは,ネグロスオリエンタル州バイス市のDepEdに赴任している
田口です。

さて,1日目→大学 2日目→校長先生たち,ときて,

3日目は,現場の先生たちです。

会場は,PAVIA PILOT ELEMENTARY SCHOOL。
イロイロシティーからジプニーで20分ほどのところにあります。
















会場に到着すると,門のところにある掲示板に
こんなことが書いてました。
















温かく迎えられ,いざ会場へ。

オープニングセレモニーでは,子供たちが踊りを披露していました。
フィリピンではよく見られる光景です。

内容はこれまでと同じなので,ダイブ慣れてきたSAMURAIたちは
エンジン全開。
先生たちに,楽しく学んでもらおうと,いつもにもまして,がんばっていました。

この日のデモレッスンは松永隊員の理科と本間隊員の数学。
















今回は,松永隊員のデモレッスンに我がSAMURAI6のオスカー俳優
袴田隊員も参加し,大いに盛り上げました。

先生たちも,楽しんだことでしょう。

本間隊員も,整理された板書や机間指導など,BAGONG RULEを意識した
授業を展開していました。

サイエンスショーでは,これまでのこれまでの反省から,装置を増やし
より多くの参加者が実際に触れられるようにしました。

































参加者が体験できることってとても大切ですね。

















フィリピンの他のワークショップは,講演者が一方的に話すことが多く,
途中で飽きてしまうことが多く見られます。
手前味噌ですが,私たちの行っているワークショップでは,机の下で携帯を使っている人や
余計なおしゃべりをしたり,内職している参加者はほとんどいません。



楽しみながら,ワークショップに参加し,必要なことはメモするなど,みなさん真剣です。

私たちは別に特別なことをしているわけでも,話しているわけでもありません。

構成を考え,わかりやすい図やグラフを提示し,伝えたいことを説明していくだけです。

これは,普段の授業作りにも生きてくるものなのかなと思います。


それが,フィリピンの先生たちにも伝わればと常々願っています。


このワークショップ中,楽しげな先生たちの声が絶えず,
授業が終わった子供たちものぞいたりしていました。



















最後のアンケートでも1日目,2日目と同様,良好な結果が得られました。

指導する立場の方たちにも,現場の先生たちにも,SAMURAI6の考えが理解され,
感謝です。


充実感を味わいながら(自己満足に終わらないことを祈ります),
いよいよ最終日,4日目に突入です。どんな結果が待っていたか
こうご期待。



今回のスケジュール
午後1時30分スタート
デモレッスン
本間隊員  数学
松永隊員  理科

サイエンスショー 
袴田隊員 
田口隊員

BAGONG RULE
瀧本隊員
袴田隊員
田口隊員
松永隊員
本間隊員

Slow Leaner
上田隊員

2011年2月1日火曜日

☆イロイロワークショップ2日目☆

SAMURAI6によるイロイロワークショップリレー日記、「リレー侍」。
2日目の様子は、僭越ながら、私、「見た目売れない韓流スター侍」、瀧本がお送りします。















2日目は、イロイロ州教育省で行われました。
受講対象者は、イロイロ州計52あるうちの半分のディストリクト(日本で言う学区のようなもの。)から、教育長、セントラル校校長、理数科担当者計100名あまりでした。
















しかし、やはり各学区を代表する優秀な方々がいらしていたこともあり、前日のウエストビサヤ州立大とは違って、会場はピンと張り詰めた空気・・・。
最初の挨拶で思わず噛んでしまいました・・・。(笑)

そうはいうものの、やはり我々もプロフェッショナルの教師として、この先生方と真剣勝負!!
合間に入れる冗談や演技にすら、ありったけの魂を込めて放ちます。
まさに、「本気でチョケる!」と言ったところでしょうか。
それだけ我々はこのプロジェクトに魂をかけているし、相当な覚悟で臨んでいるのです。



そんな我々の願いが通じたのか、徐々にこのワークショップでのテーマでもある「SMILE」になって、ノリノリでワークショップに参加するフィリピンの先生方。
有難い限りです。



















最後には熱心にとって下さったノートを見せてにっこり「SMILE」!!
この日は、95%以上の方々から、「もう一度このようなワークショップに出席したい。」、「サイエンスショーを子どもに見せたい。」というアンケート結果を頂きました。
本当に有難うございます!!



























またこの日は、フィリピン2大ネットワークの1つ、GMAが急遽取材に!!!(本来であれば27日に来るはずだった。)
全く予期しない事態に、またもカミカミになる「売れない韓流スター侍」・・・。





















この模様は、この日の夕方のニュースで放映されました。




この日は貴重なご意見も頂きましたし、夜ミーティングの内容は非常に濃く、大変有意義なものであったと思います。

我々SAMURAI6は、「本気でフィリピンの理数科教育を改善したい!!!」と思っています。

漫画みたいな話を本気で実現しようとしています!!
そのためには、いかなる努力も惜しみません!!!



今後とも、我々SAMURAI6を宜しくお願い致します!!!



次の侍は、「何侍」でしょう??
お楽しみに♪



それでは、3日目につづく!!!




<タイムテーブル&担当者>
 8:00~モーニングセッション
 8:45~デモレッスン(田口、本間、瀧本、袴田、松永
11:15~質問用紙記入
11:30~お昼休憩
12:30~サイエンスショー(田口、袴田、松永)
      授業のポイントについて等
     (田口、本間、瀧本、袴田、松永
      スローラーナーの扱い方について(上田)
15:30~デモレッスンの質問への回答
16:00~終わりの言葉
16:30~アンケート用紙記入