2011年3月29日火曜日

バイス研修5日目 inバイスシティーハイスクール

バイス研修も5日目に入りました。
今回はバイスシティーハイスクール、バイスサイエンスハイスクール、
さらに、隣町のマンフヨッドハイスクールから
理科と数学を担当している先生方が集まりました。

会場: バイスシティーハイスクール
・オープニングプログラム
・ショートデモレッスン
瀧本隊員 GradeⅥ Pupils can identify the advantages of beverages.

袴田隊員 GradeⅢ Appreciate that white light consists of different colors and explain how we see different colors white light.

田口隊員 4th year: Students understand the theory of mechanical energy.


本間隊員 2nd year: Rewriting n√X,where x contains no perfect n th root






松永隊員 GradeV: Deriving a formula for finding the distance around a circle.

・サイエンスショー
3日間研修に参加した先生が主役となって、サイエンスショーを進めていきました。


・BAGONG ルール
BAGONGルール全体の説明
視覚教材を作ってみましょう。
わかりやすい視覚教材とはなんでしょう?
田口隊員のカウンターパートによるGiving praise(ほめることの大切さ)の講義


・スローラーナーへのかかわり
デモ。今回も、スローラーナー役とファーストラーナー役にわかれ実演。
視点:先生はどのようにスローラーナーとかかわっているのでしょうか。
・指導案作り
3日目と同様です。
タイムマネジメントやBAGONGを意識した指導案作りに挑戦しました。




5日目の研修の中で、先日の3日間研修に参加した現地の先生がサイエンスショーを担当する機会がありました。
このように現地の先生方が、実際に生かしていく場を設けることも、私たちの大切な役割なのだなと実感した瞬間でした。
今後、このようなフォローアップが次々と展開されていく中で、
現地の先生方が、今回私たちが伝えたことが、「知っているもの」から「使えるもの」に深化していくのだろうと感じています。

5日間の研修もついに終わりを迎えました。
田口さん、そしてカウンターパートのMaam LUZ P. BUNOL さん
企画から準備、進行と、本当にありがとうございました。


SAMURAI6はボホール・タグビララン研修へと引き継がれます。



ちょっとOFF SHOT。
慣性の法則~だるまおとし~
朝ごはん
の、お店。
市民の足、トライシクル

ネグロス島オリエンタル州風
(子どもなら約20人乗ります)


Ayo-Ayo!!
担当 袴田博紀

2011年3月28日月曜日

Bais SAMURAI6 in ドゥマゲティ

4日目の担当は私、本間(タグビララン)でお届けします。


さて、4日目はと申しますと、ネグロス・オリエンタル州最大規模の高校、ネグロス・オリエンタル高校にお邪魔しました。

<コンテンツ>
 ・各隊員によるショート・デモ
 ・サイエンスショー
 ・BAGONGルール
 ・指導案作成について
 ・スローラーナーの扱いについて



今回の目玉と言えば、やはりこれっ!


















カッポレ(タンハイ袴田隊員)


お昼休み後の一場面です。
昼食後のけだるい雰囲気を一気に変えるキレのある踊りでした。
参加された先生方も楽しそうでした。


さて、メインのワークショップはというと…




…会場の雰囲気作りってすごく大切ですよね…
勉強になりました。



2011年3月21日月曜日

Bais SAMURAI 3日目!!


3日目の模様は、私、瀧本がお送り致します。


この日のテーマは、「新たなる挑戦!!」
大きな不安もありますが、フィリピン人教師のエンパワーメントを高めるための非常に重要なプログラムの日です。


Bais SAMURAI3日目は、いよいよ未体験ゾーンへ!
この日のテーマは、「新たなる挑戦!!」

フィリピン人の先生方による、BAGONGルールを意識した指導案づくり、及びデモレッスンの日です。

そう、2日目までは前回のIloilo SAMURAIと同じ。

でも、この日は未だかつて経験したことのないプログラム。
SAMURAIたちにも緊張が走ります。
















この日の主な内容は、以下の通りです。


① 隊員によるデモンストレーション(小学校理科・数学,高校理科・数学の四分科会に分かれた)


② ティーチングプラン作成

 

 ③ 参加者によるデモンストレーションと検討会

 

 ④ クロージングセレモニー


この日は、朝から四分科会に分かれて、まずはオリエンテーションがわりに日本人がデモレッスン。
気合の入る、SAMURAIたち!!















 

そして、フィリピン人教師による指導案づくり。
皆さん、真剣に取り組んで下さいました。


















その後、フィリピン人教師によるデモレッスン。

こちらの先生は、昼休みにバスに乗ってわざわざ少し離れた市場までGOOD VISUAL AID(視覚教材)を買いに行って下さったそうです。

嬉しいですね!!!




 















こちらの分科会(中等学校数学)では、生徒役の先生方へ、「間違った答えを言ってもいいよ。」といった指導までされていますね。



















その後は、事後検討会。

こちらでは(中等学校理科)、ポスティングシステムを採用していますね。

















フィリピン人の先生方から、「板書が見づらい。」、「生徒の状況を把握していない」など、BAGONGルールを意識した発言が飛び出す場面も見られました。

素晴らしい!



こちらの期待以上にフィリピン人の先生方が熱心に取り組んで下さり、非常に充実した分科会になったと思います。



最後は、皆で大合唱!!

バイスの先生方と一つになることができて、非常に感動的でした。

こうして、バイス市の小・中等学校の先生方と共に挑んだ3日間が幕を閉じました。















もちろん課題もありますが、フィリピン人主導のプログラムは非常に有意義であると強く感じた一日でした。

バイス市の先生方、有難うございました!!




そして、Bais SAMURAIは4日目へと続くのでした・・・。



 

2011年3月20日日曜日

SAMURAI6 バイス市ワークショップ 2日目

二日目を担当するのは、イロイロ州の松永です。


二日目の会場は一日目と同じBais City South Central School


二日目のプログラムは


 ① 隊員によるショートデモンストレーションとサイエンスショー(午前)

 ② バゴンルールプレゼンテーションとサイエンスショー(午後)

  B(Board Work) :瀧本隊員
  A(Asking Question) :袴田隊員
  G(Good Visual Aids) :田口隊員
  O(Operation of Checking) :本間隊員
  N(Nice Repetition and Review) :松永
  G(Giving Praises)       :Luz P. Bunol(田口のCP)

 ③ 指導案(Teaching Plan)づくりについて:瀧本隊員    





それでは、今回の恐ろしいバイス研修2日目について報告します。

まず、朝のオープニングセレモニー

ネグロスでは、毎朝ダンスの時間があるそうです。

朝からみんなで踊ります。
 














みんなこの表情!!
隊員も頑張って踊ります。
 
















楽しそうでしょ~
ネグロス島の毎朝のダンス、研修会の時はエナジャイザーと呼ばれるそうです。
研修会でも欠かせないプログラムだそうです。。。

所変われば、イロイロ違いますね~






午前中は隊員の模擬授業&サイエンスショー

はい、催眠術をかけている訳ではありませんよ~
















明日(3日目)は、フィリピンの先生方が授業を作ります。
フィリピンの先生にいきなり授業案を作らせても、
フィリピン式の授業の枠を中々超えません。

日本の授業を提案としてみせて、
日本とフィリピンのいいとこ取りをした
新しいフィリピンの授業を作ってもらうためにも

隊員の模擬授業は大切なのです。















丁寧に机間指導もします。
















生徒の学習成果をチェックするのは、子どもをやる気づける上でも大切ですね。
フィリピンの先生はほとんどしません。。。笑


もちろん、サイエンスショーは好評です。























さあ、午後の部 、始めるか~と気合をいれましたが、、、


午後の部もエナジャイザーから始まります。
















 どんだけ、踊るんや~と思いながらも踊ります。



午後は、BAGONGルールの提案

以前のイロイロの時よりも、みんなの内容がパワーアップしています。

色んなパートがどんどん改善されていく、、流石ですね~
BAGONGのG:誉めるの項目は、田口隊員のCPにやっていただき大成功。

やっぱり、フィリピンの先生がやった方がいいですね。



また、午後の指導案作成のプレゼンでは、
日本式のレッスンプランを紹介

ねらいは2つ

1.時間を意識した授業の実施
  (フィリピンの指導案には、時間を各部分がなく、頻繁に延長したり、早く終わったりする。
   スローラーナーは、予定外の時間延長に弱い子も多い。)

2.子どもの活動に注目したレッスン作り
  (どうしてもクラスアクティビティーに注目をするフィリピン、時折子どもが置いてきぼりになる)


この、日本式授業の成果が明日試される、、、
楽しみですね。




そして、クロージングセレモニー


またもや、、、、

ダンス















どんだけ好きやね~ん~って心の中で突っ込みつつも楽しく参加してきました。






今回のワークショップダンスの音楽の準備も全て田口隊員がやっているのですね~


今回のワークショップの全資料を昨夜整頓していて驚きました。
(JICAへの手続き用、隊員用、授業用、現地の先生用などなど、、)

 大変だったと思います。ありがとうございました。


資料が欲しい方は、私、、、じゃなくて、田口隊員にご一報下さい。
















さあさあ、バイス研修もいよいよ3日目へと突入する。。。
 
 

2011年3月18日金曜日

SAMURAI6バイス市ワークショップ開幕

SAMURAI6ワークショップ第3弾 
今回はバイス市が舞台です。

期間は3月11日(金)~3月15日(火)です。

今回のホストはバイス市赴任の隊員 田口です。

1日目の記事を担当します。

さて,バイス市は,耕地面積の約98%(直感で・・・)をサトウキビがしめるのどかな町です。
また,バイス湾沖は,ドルフィンウォッチングで有名です。



市内には,小学校が40校,高校が17校あります。

今回のワークショップでは,初めて3日間プログラムを組みました。
小学校と高校から理科と数学のコーディネーター(主任)一人ずつに参加してもらいました。

実は,今回のワークショップの企画段階でかなりの日程変更,会場変更があり大変だったのですが,我らがSAMURAI6のメンバーの協力もあり,なんとか実現することができました。

それでも,移動日として設定した3月11日からのスタートでは,全員が始めから揃うのは難しく,私一人で進めざるを得ませんでした。




1日目のプログラムは次のようになっています。
①オープニングプログラム
②ワークショップコンセプト説明
③サイエンスショー
④スローラーナープレゼンテーション

です。

今回のワークショップのコンセプトは「TREASURE」
子供は国の宝,先生も国の宝,フィリピンには宝がたくさんある

と,よいしょします。私たちの率直な気持ちを伝えます。




サイエンスショーでは前回のオプティカルイリュージョンの他に
日本のだるま落としや,アルコール爆発,などを取り入れてみました。



以前も思いましたが,サイエンスショー楽しいんですが,
意地になるフィリピン人には,若干不向きかなと思うときがあったりします。


最後は,スローラーナープレゼンテーション

勉強ができない生徒に対して,どのように接するべきかということを
伝えていきます。





内容はこの分野に精通しているSAMURAI6の一人で今回は任地の事情により参加できなかったU田隊員(通称パパ)から,いただき,わたしなりにプレゼンをつくり,伝えていきました。パパありがとう。













今回は,プレゼンの始めにデモを入れてみました。
始めに悪い先生,次に良い先生。

ファーストラーナーとスローラーナーは隊員が演じます。

しかし,この隊員スローラーナーなかなかです。

かなり手こずりました。




今回伝えたのは,手立てと言えるほどのものではありませんが

1ノートに生徒が写しやすくなるようにちょっとした工夫をしましょう。
2板書は筆記体ではなくブロック体で書きましょう。
3生徒が終わるのを待ってあげましょう
4教室をまわって,生徒の出来具合をチェックしましょう。
5できたことをほめてあげましょう。

以上の5つです。

先生の反応としては,まぁまぁでしたが,そんなのやっているよって感じの先生もいました。
こちらとしては,やっているのであればそれでいいんですけどね。




そんなこんなで,初日が終了。あっという間の3時間でした。


3日間プログラムの初日でばてばて,乗り切れるのだろうかとすでに心は折れていました。


しかし,ここからSAMURAI6メンバーの怒濤の活躍が始まるのでした。